脾胃と五臓の関係南大阪鍼灸所

 category : 東洋医学 

脾胃は五臓を養う

ひと言で「肩こり」と言っても単に肩の筋肉のコリが原因だけではありません。実は胃腸が弱っている為におこる「肩こり」もあります。

胃腸が弱いと食べたものが消化吸収できずに体内に滞ってしまい、結果としてエネルギー不足になってしまいます。エネルギー不足のサインとして身体のだるさが現れます。身体のだるさを伴った肩こりの時は、胃腸の弱さが原因の場合が多いのです。

治療には曲池(きょくち・肘を曲げてできるしわの外側)にお灸や指圧をしてください。弱っていた胃腸が徐々に回復していきます。すると食べ物をどんどんエネルギーに換えていき元気のある身体になります。肩こりも自然と消えてしまいます。

東洋医学ではこのことを『脾胃は五臓を養う』と言っています。胃腸が良くなると他の臓器も元気になると言う意味です。

肩こりのほかにも胃腸が関係している病気はたくさんあるので、日頃から胃腸の働きを高めて、体全体をいい状態に保っておきましょう。

曲池のほかには、中脘(ちゅうかん・おへそとみぞおちの中間)や足三里(あしさんり・膝の下3cm、脛の骨の外1.5cm)などがあります。

週一、二回の継続治療で効果が現れてきます。

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