手根管症候群南大阪鍼灸所

 category : 頚肩腕 

手のしびれ

手のしびれが長引く病気の一つに『手根管症候群』があります。

手首の骨と靭帯でできるトンネルのような空間を手根管といいます。その手根管の中を正中神経という神経が通っています。

手根管症候群とは、むくみなどにより手根管が狭くなり、正中神経が圧迫されて、しびれなどの症状が起こる病気です。

手根管症候群は、男性より女性に起こりやすい病気です。手首をよく使う仕事や家事を行っている場合にもみられます。また、女性ホルモンの変動が影響していると考えられており、妊娠や出産を機に発症することもあります。

 

手根管症候群の症状

手のひらのしびれ……親指から薬指の半分(中指側)までにしびれが起こります。

親指の付け根の筋萎縮……親指の付け根の母指球筋がやせて弱ります。これにより母指球のふくらみがなくなります。

つまみ動作ができなくなる……親指と人差し指で物をつまむ時、母指対立筋が使われています。母指対立筋は、正中神経が支配しており、正中神経が障害されると使えなくなります。

チネルサイン陽性……神経が圧迫されているところを叩くと指先へ走る痛みが起こります。

ファーレンテスト陽性……60秒間手首を強く曲げた状態に保った時、指先の感覚異常やしびれなどの症状が増強します。

手根管症候群の治療

主に保存療法が行われます。できるだけ手を休めて、安静を保ちます。仕事や家事などで手を動かさずにいるのが難しい場合は、サポーターなどの装具を使うこともあります。

進行している場合には、正中神経への圧迫を取り除くために、靭帯を切開する手術が行われることもあります。

鍼灸治療

鍼灸治療では、原因の一つであるむくみをとるツボを使い改善します。女性ホルモンのバランスの崩れなどにより起こっていると思われる場合、全身治療によりホルモンのバランスの乱れを調えていきます。

また、むくみは筋緊張などにより循環が障害されることによっても起きてきます。肩や首の筋肉の緊張もゆるめることで症状を改善していきます。

ツボ療法で元気になろう!

合谷・ごうこく】

場所…親指と人差し指の付け根の間で押してこたえるところ

効能…むくみ、肩こり、眼精疲労等

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