睡眠薬について南大阪鍼灸所

 category : その他の疾患 

安心して飲みたい不眠症の薬

「夜眠れなくて、昼間も調子が悪くて辛い!」この様な状態のことを「不眠症」といいます。不眠症の治療には、睡眠薬を用いることがありますが、睡眠薬を使う時は、医師とよく相談して、自分のタイプにあった睡眠薬を正しく使うことが大切です。

不眠のタイプ

不眠の訴えの中で最も多い症状が、床についてもなかなか眠りにつけない「入眠困難」のタイプです。その他、夜中に何度も目が覚める「中途覚醒」や、普段より早く目が覚めてしまう「早朝覚醒」があります。また、眠りが浅くて、睡眠時間のわりに熟睡した感じがないタイプを「熟眠障害」といいます。

睡眠薬の選び方

睡眠薬は「不眠への不安感の強さ」と「不眠のタイプ」を考えて選ばれます。まず、睡眠薬には抗不安作用のあるものと、抗不安作用の弱いものがあり、不眠に対する不安感の強い人には、抗不安作用のある薬が選択されます。この薬には、筋肉を弛緩させる作用もあるため、脱力して転びやすくなるので、それほど不安感のない人や、お年寄りなど、足元のふらつきや転倒などの心配のある人には、眠気のみに働きかけるタイプの薬が使われます。次に、持続時間が短いものと長いものがあり、不眠のタイプによって使い分けられます。入眠障害のある場合は、作用時間の短い睡眠薬で寝つきをよくします。中途覚醒や早朝覚醒、熟眠障害のある場合は、作用時間の長い薬で、朝までぐっすり眠れるようにします。

「睡眠薬はこわい、止められなくなりそう」と心配される方も多いと思いますが、現在、使われている睡眠薬は、習慣性がなく、自然な眠気を起こしてくれる安全性の高いものです。正しく服用すれば、安心して使うことができます。

服用時の注意

安全性は高いものの、副作用がゼロというわけではありません。薬の催眠作用が長く効きすぎて頭がぼんやりしたり、記憶が一部抜け落ちたり、筋弛緩作用により転びやすくなったりします。

こうした副作用を防ぐためにも、幾つかの注意が必要です。

・のみ合わせに注意する

・絶対にアルコールと一緒に飲まない

・服用後20~30分後以内には床につく

・夜中にトイレなどに行くときは転倒に気を付ける

睡眠薬の処方を受ける時には、今使っている薬を全て医師に伝えて下さい。数種類の薬を服用した際に、成分が作用しあって、予期せぬ副作用が起こることがあります。

また、グレープフルーツの成分は、薬の作用を強めてしまうので、服用中は控えましょう。

知っておきたい!

『寝酒と睡眠』

リラックスする為に、適量のお酒を飲むのは構いません。しかし、眠るための〝寝酒〟は睡眠薬の代わりにはなりません。寝酒を続けていると、慣れが生じやすく、飲む量を増やさないと、眠れなくなってしまいます。また、〝寝つきが悪いから〟といって寝酒をすると、返って眠りが浅くなり、夜中に目が覚める回数が多くなってしまいます。

眠る前の飲酒は程々にすることが大切です。

鍼灸治療の効果

東洋医学では、不眠症は「不寝」といい、心と肝の変調によって起きると考えます。心による不眠は寝つきが悪く、寝ても夢を見ることが多く、肝による不眠は眠りが浅く、よく目を覚まします。東洋医学の古典の中にも不眠症の記述があり、昔からあった病気だということがわかります。体質が弱い、食事の不摂生や感情の乱れ、ストレス、慢性病による体力の低下などが原因と考えます。

ツボ療法で元気になろう!

《失眠・しつみん》

場所:かかとの真ん中にとります。

効能:不眠、足の冷えむくみに。

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