かん虫南大阪鍼灸所

 category : 小児科系疾患 

「疳虫(かんむし)…知ってますか?」

子供が心と身体のバランスを崩して、イライラする状態のことです。

このような不安定な状態を「疳虫が出ている」とか、「カンが高い」などと表現します。

「疳虫(かんむし)とは・・・?」

特定の病名をさすのではなく、生後すぐから小学校低学年までの子供が引き起こす、さまざまな症状に対する名称です。

主な症状には、夜泣き、キーキー声を出す、よく人に噛みつく、食が細くなる、ひきつけを起こすなどがあります。

発育の過程で、どの子供にも起こることなので心配ありません。

「疳虫の原因」

前述した通り、子供は様々な初体験を通して、知識を増やし、脳神経は急激に発達します。

例えば、人ごみの中へ外出したり、車や電車などで長時間移動したりするなど、大人たちには日常の風景でも、子供たちにとっては何もかもが初めてなので、身体だけでなく、頭も疲れてしまうのです。

このような状態の時は、環境の変化(引っ越し、弟や妹ができるなど)や病気などのストレスに非常に弱く、少しのことで心身のバランスを崩しやすいのです。

「治療法(もし疳虫が出たら・・・)」

まず、疳虫によって引き起こされる症状を、しからないようにしましょう。

子供も望んでやっている訳ではありません。最もつらいのは子供自身なのです。

そして、頭やおなか、背中などをやさしくなでてあげます。自分に愛情が注がれていることに気づき、表情が次第に穏やかになってくるでしょう。

子供にとって、親は名医でもあるのです。

「家庭での養生法」

疳虫を起こさせないために、以下のことに注意しましょう。

《甘い物を与え過ぎない》

「やまいだれ」に「甘い」と書いて、疳虫の「疳」という字になります。昔の人は「甘い物を与え過ぎると疳虫になる」ということを知っていたのかもしれませんね。

お菓子やジュースの与え過ぎなど、要注意です。

《生活のリズムを子供に合わせる》

子供には、子供のリズムがあります。

大人のリズムに合わせて、夜更かしや昼寝の短縮などをすると、子供のリズムが崩れてしまい、疳虫を引き起こしやすくなります。

《ながら作業をしない》

子供は親をよく見ています。子供と触れ合うときは、子供に専念しましょう。子供は自分に愛情が注がれているのか、不安に感じてしまいます。

テレビを見ながらの授乳がその典型例です。

これらのことは、すべて家族の協力が必要です。子育ては、お母さん一人でやることではありません。周りの大人からたくさんの愛情を受けて、子供はすくすく育ってゆくのです。

鍼灸治療の効果

昔の人は身体に悪い虫が入ってくることによって、疳虫の症状が引き起こされると考えていました。

現在は原因のほとんどが、神経の高ぶりだということがわかっています。

鍼灸治療では、子供になでるようなやさしい刺激を与え、リラックスさせる治療を行います。子供は回復力が強いので、短時間で十分な治療効果が期待できます。

困った時は、南大阪鍼灸所に御相談下さい。

「ツボ療法で元気になろう!」

「ちりげのお灸」として有名なツボです。ツボを中心に背中全体を、なでなでしてあげて下さい。

〈身柱・しんちゅう〉

場所・・・手を下ろし、左右の肩甲骨内側の角を結ぶ線と背骨との交点が骨の出っ張りとなります。その下の凹み(骨と骨の間)に取ります。

効能・・・小児疾患、疳虫

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