一過性のむくみ南大阪鍼灸所

 category : 日常生活 

むくみを解消しよう!

むくみ」は体内の水分バランスが崩れ、余分な水分がたまることを言います。誰もが日常的に経験する症状の1つです。

大きく分けるとむくみには一時的に体の一部分がむくむ「一過性のむくみ」と、何らかの病気が原因でむくみの症状が起こるものがあります。一過性のむくみは自分で解消できますが、何らかの病気が原因でむくみが起こっている場合はその病気の治療が必要です。

病気のサインかも?

多くは一過性のむくみなので心配いりません。しかし、次のような症状があれば医師に相談しましょう。

1.体重が増える…食べ過ぎていないのに急に体重が増える。

2.尿の量が減る…トイレに行く回数が減る。尿の出が悪い。

3・むくみが長引き、ひどくなる。

一過性のむくみ

●特徴

夕方になると脚がむくんでだるい、靴がきついなど健康な人に起こります。一晩寝たら元に戻るので心配いりません。

●原因

1.血行が悪い…立ち仕事などの痕は重力の影響で余分な血液が脚にたまります。

2.体内に余分な水分が多い…塩分の取りすぎは余分な水分を出にくくします。

3.疲れ、睡眠不足、肥満…心臓の血液を送る働きが弱り血行が悪化します。

4.ホルモンバランスの変動…女性は月経前などにむくみやすくなります。

5.薬の副作用…ステロイド薬、痛み止めなど。量を減らすか中止すれば元に戻ります。

一過性のむくみの解消法

日常生活の工夫でむくみは解消します。血行をよくする習慣をつけましょう。

①運動

筋肉が動くと「筋ポンプ作用」が働き、静脈の血液の流れをよくします。筋肉は伸び縮みして静脈の血管を押して、ポンプのように血液を心臓まで送ります。

足首を動かせばふくらはぎの筋肉が動き、脚の血行が良くなります。

運動は椅子に座って行います。背すじを伸ばし、足の裏が床につくように椅子に浅く座りましょう。手で座面をつかむと安定します。両足のかかとを同時に、自分のやりやすい速度で上げ下げしましょう。両側同時に10回行ったら、今度は左右交互に10回ずつ、リズミカルに上げ下げしましょう。

②マッサージ

余分な水分は「リンパ管」に吸収されます。リンパ管は体中に張り巡らされ、最後に静脈につながります。余分な水分をリンパ管に流せば尿として体の外に出ていきます。

手のひらを皮膚にピタッと合わせてゆっくり撫でるようにしましょう。強く押してはいけません。足先から甲・足首・膝下・太もも・脚の付け根にかけて、前面・側面・後面を各10回ずつ行いましょう。

③食事

水分や塩分の取りすぎに注意し、カリウムをとりましょう。カリウムは塩分を尿と一緒に出してくれます。

カリウムは果物(リンゴやバナナなど)、ドライフルーツ、海藻類、緑黄色野菜に多く含まれます。

④その他

そのほか日常生活でできる予防法を紹介します。

・下半身を冷やさない…ズボンや膝下までの長さの靴下を履いたり、膝掛けを太ももから掛けて、冷えで血行が悪くなるのを防ぎましょう。

・家の中を素足で歩く…素足で歩くと、足の裏が刺激されて下半身の血行が改善されます。長時間靴を履いた日は、帰宅後に家の中を少し素足で歩いてみましょう。

・脚に合った靴を履く…足に合わないきつい靴は、血行を悪化させてむくみを招きます。かかとが低く、つま先に少し余裕があり、足の甲まで覆われた歩きやすい靴を選びましょう。

・寝るときは足を高くする…脚の下に座布団を2枚程度入れて足を高くすると、むくみの解消に効果的です。膝下が伸びる程度の高さで、高くしすぎないようにしましょう。

鍼灸治療の効果

東洋医学には独特の診断方法があります。例えば、舌が大きく膨れている、舌の周囲に歯形が付きギョーザのようになっていることがあります。これらは体に余分な水分がたまっているサインととらえます。

東洋医学ではこのようなサインを体全体の働きが弱くなっていると考えます。水分を吸収・循環・排泄する働きが悪くなるから、余分な水分がたまるのです。

鍼灸治療では、まず体全体のバランスを整えます。体が元気になれば水分の流れもよくなります。そこに尿の出をよくする治療をプラスすれば、余分な水分は尿として出ていきます。

ツボ療法で元気になろう!

地機(ちき)

場所…脛の内側で、真ん中より少し上。押すとこたえるところ。

効能…尿の出を良くして、体内の余分な水分を出します。膀胱炎にも使用します。

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