抜け毛南大阪鍼灸所
抜け毛を防ごう!
髪の毛の仕組み
髪の毛の本数は約10万~15万本あるといわれています。髪の毛は頭皮の下にある毛根でつくられます。毛根では血液中の栄養や酸素を受け取って、髪の毛を作り出す細胞に供給します。この細胞が髪の元になるたんぱく質を作り出すことで、髪の毛が伸びていきます。
ヘアサイクル
髪の生え始めは細いうぶ毛ですが、徐々に太く長くなっていきます。やがて髪の成長は止まって自然に抜けていきます。この発毛と脱毛の関係を「ヘアサイクル」といいます。ヘアサイクルは主に3つの時期に分けられます。
・ 成長期
2~6年ほどかけて髪がつくられ成長します。1年間で約10~20㎝伸びます。
・ 移行期
細胞の分裂能力が限界に達して、細胞が死んでしまいます。髪は抜けるための準備に入り、毛根が頭皮の表面近くに上がってきます。
・ 休止期
髪の成長が完全に止まり、ちょっとした刺激で抜けてしまう状態です。約3~4ヶ月続きます。
通常の場合は髪の毛は成長期・移行期・休止期を経て再び成長期を迎えます。しかし成長期が短くなったり、休止期のあとに次の髪が生えないなどヘアサイクルに何らかの変化が起きると薄毛や脱毛が起こります。普通1日100本程度の抜け毛は自然な抜け毛です。これ以上抜け毛がある場合は、毛根や全身の病気が原因のこともあるため一度皮膚科を受診することをオススメします。
抜け毛を防ぐケア
抜け毛を防ぐうえで特に大切なのが「頭皮のケア」です。まず基本となるのが頭皮を清潔に保つことです。頭皮に余分な「脂」や「ふけ」が多くなると毛穴がつまって髪の成長を妨げます。頭皮を清潔に保つには、1~2日に1回、シャンプーをするようにしましょう。ただしシャンプーをしすぎると乾燥してふけ症になることもあるので注意しましょう。またシャンプーの後は髪の毛を保護するためにリンスも必ず行いましょう。
育毛剤を使おう
頭皮のケアでは育毛剤の使用もポイントです。育毛剤は最低3ヶ月同じ種類のものを続けて使用することが大切です。休止期の3~4ヶ月を過ぎないと髪は生えてこないため、それ以前にやめると効果が分かりません。3ヶ月以上たっても変化が見られないような場合は別の種類の育毛剤に替えるとよいでしょう。
日常生活の注意
髪や頭皮も皮膚の一部ですから全身の健康状態に影響されます。髪や頭皮を健康に保つためにも、夜更かしなどを避けたり、栄養バランスのよい食事をとるなど、日頃から体調を整えましょう。またタバコは頭皮の血流を悪くするので禁煙しましょう。
鍼灸治療の効果
鍼灸医学では、人間には生まれたときに「元気の源」を持っていると考えます。これが充実することによって体が成長していきます。そして年をとっていくと、少しずつ「元気の源」を消耗し、老いが始まります。しかし日常生活の不摂生などにより、通常よりも「元気の源」を多く消耗すると脱毛などの症状が早く現れてしまいます。鍼灸治療ではこの「元気の源」の消耗を抑え、充実させることで脱毛を改善していきます。
ツボ療法で元気になろう!
【百会・ひゃくえ】
場所…両耳の頂点を結ぶ線と、眉間から後頭部を結ぶ線が交わるところ
効能…抜け毛、自律神経失調症など