加齢黄斑変性南大阪鍼灸所
物がゆがんで見える
物がゆがんで見えたり薄暗く見えたりする病気の一つに『加齢黄斑変性』があります。
黄斑は、目の網膜の中央にあり、視力と最もかかわりの深いところです。
加齢黄斑変性とは、黄斑が障害されて、見ようとする部分が見えにくくなる病気です。進行するにつれて視力が低下し、失明に至ることもあります。
進行する前に早期発見し早期治療することが大切です。
加齢黄斑変性の症状
加齢黄斑変性では、網膜の中央にある黄斑が障害されるため「視野の中心がゆがんで見える」「視野の中心が薄暗く見える」などの症状に伴って視力の低下も起こってきます。
見え方を自分で調べる方法
まず、升目の間隔が5㎜程度の方眼紙を用意します。方眼紙の中心に印をつけ、目から30㎝ほど離します。片方の目は手で隠し、もう片方の目で印を見ます。
老眼のある人は老眼鏡をかけて、良く見える状態で行いましょう。
印の周りの線がゆがんで見えたり、薄暗くて見えにくい場合は、眼科を受診して詳しい検査を受けましょう。
加齢黄斑変性のタイプ
「滲出型」と「萎縮型」の2つのタイプがあります。
滲出型は、目の網膜の奥にある血管から網膜に向って新しい血管が生えてくるために起こります。この新しく生えた血管はもろいため、出血したり水分が漏れたりするために黄斑が障害されます。
萎縮型は、視細胞の奥にある細胞や網膜の奥にある血管の萎縮によって黄斑が障害されます。
加齢黄斑変性の治療
萎縮型については、まだ有効な治療法が確立されていません。
滲出型の場合は、「薬物療法」「光線力学療法」「レーザー治療」の3つの治療法があります。
鍼灸治療
鍼灸治療では、加齢黄斑変性による目の疲れやそれに伴う肩こりや頭痛などの症状を治療することによって「薬物療法」や「光線力学療法」「レーザー治療」の手助けをしていきます。
疲れやストレスを溜め込むと、進行を早めたりするおそれがあります。鍼灸治療により体のバランスを整え、予防していきます。
ツボ療法で元気になろう!
【睛明・せいめい】
場所…目頭の内上方で、鼻の付け根との間のくぼみ
効能…眼精疲労、眼疾患等