ドライアイ南大阪鍼灸所

 category : 眼科系疾患 

ドライアイ

ドライアイとは

涙が目の表面に広がらず目が乾燥することをドライアイといいます。通常、目の表面は薄く均一に広がった涙に守られています。涙は「水分」「脂」「ムチン」の3つの成分からつくられています。水分は目に必要な栄養分を含み、油は涙の蒸発を防いでいます。ムチンは涙を目の表面に広げる働きがあります。何らかの原因で涙が目の表面に広がらなくなると、「ドライアイ」が生じます。

ドライアイの症状

ドライアイになると、目の表面が乾燥することで、「目が疲れる」「充血する」「目が痛む」「目が開けずらい」「物が見づらい」などの症状が現れます。涙が不足し角膜に傷が付くと、今度は痛みで「涙目」になることもあります。

ドライアイの原因

・ 男性ホルモンの影響

涙の分泌には男性ホルモンが関わっていると考えられています。特に女性では、もともと少ない男性ホルモンが更年期以降さらに減少する為、水分の量が少なくなるといわれています。

・ シェーングレン症候群

本来は体を守る「免疫」の仕組みが自分自身を攻撃して起こる病気の1つです。涙の量が減るだけでなく、唾液などからだのさまざまな分泌機能が障害されます。

・ 薬の副作用

「胃腸薬」「抗ヒスタミン薬」「向精神薬」などの抗コリン作用のある薬の副作用で、涙の水分が減ることがあります。また、緑内障の点眼薬(目薬)に涙の水分を減らすものもあります。

女性に多い

「ドライアイ」は中高年の女性に多い病気です。「ドライアイ外来」を受診する90%以上が女性という調査結果もあります。女性が多い理由としては、次のようなことがあげられます。

・コンタクトレンズの影響

男性に比べ、女性のほうがコンタクトレンズを装用する人が多く、涙の分泌量が減少しやすいといえます。

・化粧の影響

女性では、目の周りの化粧によって、涙の中の油の分泌が妨げられ、ドライアイが起こることがあります。

・ホルモンの影響

前述のようにもともと男性ホルモンが少ない女性はドライアイになりやすいと考えられています。

気をつけよう

目の周りの環境によって涙の蒸発量が増え、ドライアイになることがあります。次の3つに気をつけましょう。

・ パソコン

パソコンの作業中は画面を注視してまばたきが減るため、涙の蒸発量が増えます。

・ エアコン

エアコンの風が直接目に当たったり、空気が乾燥して涙が蒸発しやすくなります。

・ コンタクトレンズ

コンタクトレンズによって角膜の表面が覆われると涙が均一に広がらず薄い部分が出来て、涙が蒸発しやすくなります。

治療法

ドライアイの治療は点眼薬が基本です。涙に似せた成分の「人工涙液」をたびたび点眼し、水分を補うことで目の乾燥をよくします。しかし点眼薬を使うと症状が改善しますが、原因そのものが治ったわけではないので使用を中止すると症状が再発します。症状が改善されても医師の指示に従って使い続けることにしましょう。

鍼灸治療の効果

東洋医学では「目」は「肝」と関係が深いと考えられています。「肝」の働きが悪くなると「目」のほうに悪影響を及ぼしてしまいます。また「肝」はストレスに対して弱いので、何らかのストレスがあると、目に影響があることがあります。鍼灸治療ではこのストレスを取り除くことによってドライアイを治療していきます。ほかにも、体が疲れた状態もドライアイを引き起こす要因となるのでこれも合わせて治療します。

ツボ療法で元気になろう!

【瞳子髎・どうしりょう】

場所…目尻のすぐ横のくぼみにとります。

効能…ドライアイ、花粉症、疲れ目など

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