不妊症南大阪鍼灸所

 category : 婦人科疾患 

『不妊に悩むあなたへ!』

現在、不妊治療を受けている女性の患者数は、28万5千人と推計されています。不妊は特別なことではなく、誰にでも起こりうることなのです。

「不妊とは・・・?」

日本では、避妊せずに性生活を送っているカップルが、2年以上経過しても妊娠しない場合を「不妊」と定義しています。子供を希望しているすべてのカップルのうち、およそ10組に1組が不妊ではないかと見られています。

「不妊の原因」

妊娠は、「排卵・受精・着床」という3つのステップを経て、成立します。

ところが、このステップどこか1つでも障害があると、妊娠が成立せず、不妊となります。女性側の不妊の原因として、次の3つが挙げられます。

《卵管の詰まり》

最も多いのが、卵管の詰まりです。もともと詰まっている人もいますが、性行為感染症や子宮内膜症によって、卵管が詰まるケースが多く見られます。

《排卵障害》

排卵は脳から出る性ホルモンによって、調整されています。「極端なダイエットによるやせ過ぎ・肥満・過度のストレス」などにより、ホルモンバランスが崩れ、排卵が起こりにくくなります。

《着床障害》

受精卵が着床するには、子宮内膜がふっくらと厚くなる必要があります。ところが、ホルモンの分泌が不十分だと、内膜が薄いままで着床しにくくなります。子宮の形に問題がある場合や、子宮筋腫や子宮内膜ポリープがある場合も着床できないことがあります。

男性側の原因としては、精子自体の障害(精子をつくる機能や、運動性が悪いなど)、精子の輸送路に障害がある場合などが考えられます。

「治療法と検査法」

女性には、月経周期に合わせて、ホルモン検査や卵管の状態を調べる検査などが行われます。医療機関に行く前に、最低3ヶ月くらい、基礎体温を記録して持参すると、効率よく検査を行うことができます。

男性には、精液の検査を中心に行われます。精子の数・運動性・色・形・細菌の有無などを調べます。

また、不妊治療は「一般不妊治療」と「生殖補助医療」の2つに大別できます。生殖補助医療は、一般不妊医療を2年程続けても妊娠しない場合や、不妊の原因が男性側にある場合に行わることが多いようです。

不妊の主な治療法
一般不妊治療 生殖補助医療
タイミング療法 体外受精
薬物療法 顕微授精
手術
人工授精

 

「治療を受けるにあたって・・・」

不妊治療は長期に及ぶことも珍しくありません。また、健康保険が適用されない治療法もあります。無理に仕事を辞めたりせず、現在のライフスタイルに合わせて、治療計画を立てた方がよいでしょう。通いやすい医療機関を選ぶことも重要です。

また、治療に疲れた時は、医師に相談した上で、治療を中断し、気分転換を図ります。リラックスする為か、休んでいる間に妊娠することもあります。

何より大切なことは、夫婦間の話し合いです。一般的に、不妊は女性の問題と思われがちですが、子供は二人でつくるという事を忘れてはいけません。初診から二人で受診しましょう!

鍼灸治療の効果

昔から「肝腎要(かんじんかなめ)」という言葉があるように、「肝」「腎」という東洋医学独特の臓器が重要視されてきました。

また、この2つの臓器は共に、生殖作用に深く関係しています。

「バランスの取れた食事・十分な休養・適度な運動・ストレス解消・・・」など規則正しい生活を送ることによって、「肝」「腎」を中心に体全体が滋養されます。健康な体作りが赤ちゃんを迎える準備となる訳です。

夏場は、クーラーの冷えが原因で、体調を崩すことが多いので、入浴などで、下半身を上手に温めましょう。

「ツボ療法で元気になろう!」

おなかの調子を整えてくれるツボです。

〈肓兪・こうゆ〉

場所・・・お臍から、手の親指1本分、外側にとります。

効能・・・不妊・おなかや手足の冷え。

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