承泣南大阪鍼灸所
category : 経絡経穴
足の陽明胃経:承泣(しょうきゅう)
基本情報
所属経絡 | 足の陽明胃経 |
取穴部位 | 瞳孔の下7分、眼窩下縁の中央、正視させてとる |
筋肉 | 眼輪筋 |
運動神経 | 顔面神経 |
知覚神経 | 上顎神経 |
血管 | 眼窩下動脈 |
解説
承泣穴は目のすぐ下にとります。瞳孔の下7分にとるのですが、目はまっすぐ前を向いた状態にしてとりましょう。すぐ下(瞳孔の下1寸)に四白穴があります。眼窩下縁の中央が取穴の目安になります。
- 『十四経発揮』:目下7分、直瞳子に在り
- 『甲乙経』:目下7分に在り。目の瞳子に直る。陽蹻任脈足の陽明の会
承泣穴は「なみだ(泣)を承ける」という意味からつけられています。
甲乙経にあるように、承泣穴は陽蹻脈と任脈と胃経の交会するところとされています。
承泣穴は顔の目立つところで、皮膚の弱いところでもあるので、あまり灸をすることはありません。鍼もごく浅く刺すだけで十分な効果があります。
眼科疾患や近視などの治療に使われ、合谷、風池と組み合わせて涙嚢炎を治療することもあります。
効能
- 眼科疾患
- 近視
- 眼精疲労
- 涙嚢炎