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大巨南大阪鍼灸所

足の陽明胃経：大巨（だいこ）

基本情報

解説

腹部の胃経の経穴は任脈のある前正中線の外2寸を走行しています。前正中線から乳頭までが4寸ですので、2寸はその半分と考えて取穴します。

そして、おへその横2寸にある天枢穴から下に2寸下がったところが大巨穴になります。

おへそから恥骨結合上際までが5寸ですので、おへそから2/5下に下がったところということになります。

このおへその下2寸の高さには前正中線から任脈、腎経、胃経の順に、石門、四満、大巨と並んでいます。

• 『十四経発揮』：外陵の下１寸に在り
• 『甲乙経』：長谿の下２寸に在り
• 『類経』：石門に対す

長谿というのは天枢穴の別名です。大巨穴にも別名があり「腋門」と呼ばれることがあります。

また、別の取穴法として澤田流では気海穴の外２寸に取るとあり、その場合は外陵穴の下５分にあたります。

大巨穴は非常に効果の高い経穴で、さまざまな疾患に対して用いられます。

一番よく使用するのは大腸の疾患で、便秘や下痢、腸炎などのほか、腎盂腎炎などの腎臓病など、婦人科疾患である不妊症や子宮内膜炎、月経不順、月経困難、帯下などや、膀胱炎などに対してもよく効きます。

このように、下腹部の病気などに聞くのですが、それ以外にも下肢の疾患である坐骨神経痛や腰下肢痛、リウマチに足しいても効果があります。

効能

• 便秘
• 下痢
• 腸炎
• 腎臓病
• 腎盂腎炎
• 腸結核
• 腎臓結核
• 子宮内膜症
• 不妊症
• 月経困難
• 月経不順
• 膀胱炎
• 腰痛
• 下肢痛
• 坐骨神経痛
• リウマチ