頭痛南大阪鍼灸所
頭痛をやっつけろ!
慢性的に起こる頭痛は、患者さんにとって大変つらいものです。頭痛も血の日本人は4人に1人、約3000万人の方が悩まれています。
しかし、このうち、病院や鍼灸院で治療を受けている人は数パーセントに過ぎず、多くの方は自己流治療で頭痛をやり過ごしています。
頭痛には、善玉と悪玉がある
ひとくちに頭痛といってもさまざまな種類があります。大別すると、善玉頭痛と悪玉頭痛に分けることが出来ます。
善玉頭痛とは、『頭痛もち』の頭痛です。正式には『機能性頭痛』といい、片頭痛、緊張型頭痛などがあります。
悪玉頭痛とは、原因のある頭痛です。正式には『症候性頭痛』といいます。症候性頭痛には、くも膜下出血、脳腫瘍、髄膜炎など一刻を争う頭痛です。
頭の片側がズキズキと脈打つように痛む『片頭痛』で悩む人は、およそ900万人いるといわれています。
特徴
▼ズキズキ痛む
脈拍に合せて拍動するように、ズキズキと痛みます。
▼月に1~2回の痛み
数時間から2~3日で治まる痛みが、一ヶ月に3~4回程度です。
▼吐き気
頭痛がある時は、ほとんどの場合、吐き気を伴います。
▼光、音に敏感
強い光があたる場所や、大きな音がする場所にいると、頭痛が悪化します。
慢性頭痛で最も多いのが『緊張型頭痛』です。約2000万人がいるといわれています。
ストレスが原因となって、身体の筋肉などが緊張し、頭痛が起こります。
特徴
▼しめつけられる痛み
頭の芯が痛み、『頭に輪をはめられたような痛み』など表現されることが多くなっています。
▼毎日痛む
痛みが長い間持続することもあります。
▼肩こり
頭痛と共に『肩こり』があるのが普通です。なかには、肩こりを自覚しない方もいます。
▼軽いめまい
地に足がついていないようなフワフワした「めまい」を感じることもあります。
今までに経験したことのない痛み・・・悪玉頭痛
脳の病気による頭痛があった場合は、一刻も早く受診し、的確な処置をしないと、命にかかわったり、重い後遺症を残す事もあります。
見分け方①くも膜下出血
今までに経験をしたことのないような激痛が特徴で、その痛みがしばらく続きます。ひどい場合は「手足のしびれや麻痺、意識がなくなる」などの症状が現れます。
見分け方②脳腫瘍
脳腫瘍の痛みは、直線的に強まっていき、痛みが弱まることはありません。朝方に起こることが多いです。
見分け方③髄膜炎
髄膜炎は、細菌やウイルスなどに感染して、髄膜に炎症が起きる病気です。感染症なので、ほとんどの場合熱が出ます。
善玉頭痛と悪玉頭痛の最大の見分け方のポイントは、『今まで経験したことのない痛み方』かどうかです。
『いつもと違う』と感じたら、病院などの医療機関を受診してください。
鍼灸治療の効果
「気、通じざれば痛み、通じれば即ち痛まず」、これは東洋医学の古くからの考え方です。
気の通り路である経絡の中に、気が滞っている経絡を見つけ出し、経絡上の反応点(経穴)を刺激し、その気の滞りを解消します。
具体的には、肝腎脾の経絡が密接にかかわっていと考えます。
つぼ療法で元気になろう!
列欠(れっけつ)
場所:手のひらを上にして手首から指三本分上に取る。
効能:頭痛の特効穴。昔から「頭項は列欠に求む」といわれている。
※痛んだ時に、強く指圧をしてください