心の不調は健康を妨げる南大阪鍼灸所
心の不調と鍼灸治療
今、高齢者の3人に1人が「うつ」状態といわれています。南大阪鍼灸所にも心の不調(ストレスなど)を訴えて、治療に来られている方も多くおられます。
肩関節の痛みで通院中のAさん(74歳・男性)は、咳が一年ほど前から止まらないとのことで検査しても原因はわかりませんでした。胸の中心にあるツボ膻中(だんちゅう)を押すと「痛い!痛い!」「Aさんの咳は、精神的なものかもしれませんね」と話して、膻中にお灸をしました。一週間後、Aさんは「あれから咳が止まりました」と言われました。
またBさん(72歳・女性)は、「朝から疲れて元気が出ない」と訴えて来院。Bさんも膻中を押えると「痛い!痛い!」そこで、Bさんには、膻中と百会(ひゃくえ・頭のてっぺん)に鍼と灸をしました。すると「頭がスッキリして、元気が出てきました」と、表情が明るくなりました。
この2例の患者さんは心の不調によって、体の調子が悪かったのですが、膻中や百会に鍼や灸をすることで健康を取り戻しています。このように心の不調に対しては膻中や百会は驚くほど効果を上げることがあります。
週に一、二回の鍼灸治療が心の不調に効果的です。
健康管理に副作用のない鍼灸治療を!