パニック障害の治療は体の治療も重要南大阪鍼灸所
身体が楽=心が楽?!
人込みで息が出来なくなる患者さん
Bさん(70代女性)は、半年前に、突然百貨店で買い物途中に急に息が出来なくなり、倒れてしまいました。翌日病院へ行くと「パニック障害(症候群)」と診断されました。しかし、投薬などでもあまり改善されずに、人込みに行くといつ倒れるかと不安になり、あまり出歩かなくなってしまいました。
Bさんは精神疾患にも、はり灸治療が効くと聞き南大阪鍼灸所を受診されました。
また、Bさんはパニック症候群以外にも頚・肩こりを訴えていました。
頚・肩こりの着目!
そこで、頚・肩こりの治療を中心に週2回の治療を開始しました。
頚のツボである「天柱(てんちゅう)」や肩にある「肩井(けんせい)」「天宗(てんそう)」などを中心に鍼や灸を行い、その他、体全体の調子を整えるようにおなかや手足にも治療を加えました。
すると治療開始直後から、便通が良くなり、次第に頚・肩こりも改善していきました。コリが改善し始めてから人込みに出ても不安になることが減り、ここ二、三ヶ月は以前と同じような生活を送れるようになりました。
身体の苦痛を取り除く
東洋医学では良く「心身一如」と言われ心と身体は切り離すことの出来ないものと考えています。
心の状態が良くないときは、まず、身体の苦痛をきめ細かく見ていき、肩こり、腰痛、冷え性などそれらを一つ一つ取り除いていくことが一番大切なことなのです。
身体が楽になれば、心も楽になると言うことです。