夜間早朝高血圧南大阪鍼灸所
夜間早朝高血圧
高血圧で治療をしているのに血圧が下がりにくく「寝つきが悪い」「途中で眼が覚める」と悩んでいませんか?
睡眠不足になると心身がリラックスできず血圧が下がりにくくなります。睡眠不足が原因でおこる「夜間早朝高血圧」は心筋梗塞・脳卒中などのリスクを高めるので注意しましょう。
夜間早朝高血圧の発見には家で血圧を測る習慣をもちましょう。血圧を下げるために質の良い睡眠をとることが大切です。
夜間早朝高血圧とは?
健康な場合、血圧は夜眠っている間に日中の血圧より10~20%下がり、明け方にかけて徐々に上がっていきます。しかし睡眠不足では心身がリラックスできないので、夜眠っている間の血圧が下がりにくく、夜中も血圧が上がり朝まで血圧が高い状態になります。これを夜間早朝高血圧といいます。夜間早朝高血圧は動脈硬化をまねくだけでなく、血圧が上がり始める早朝におこりやすい心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めます。夕方から早朝にかけて血圧が大きく変動することもリスクを高める原因です。
家で血圧を測りましょう!
高血圧はサイレント・キラーとも呼ばれ、特徴的な症状はありません。高血圧の発見には家で血圧を測ることが重要です。日中に病院などで測る血圧が正常範囲内でも夜間や早朝に高血圧になっていることがあります。
血圧は病院などで測る「診察室血圧」」と家で測定する「家庭血圧」があります。毎日家で血圧を測れば自分の血圧の変動が分かり、夜間早朝高血圧があっても早く発見できます。
血圧値の分類
正常血圧 | 高血圧 | |
診察室血圧 | 135/85mmHg未満 | 140/90mmHg以上 |
家庭血圧 | 125/80mmHg未満 | 135/85mmHg以上 |
診察室血圧に比べて、家庭血圧の基準値は低く設定されています。正常血圧と高血圧の間に当たる正常高値血圧の場合にも注意が必要です。
家での血圧の測り方
1日2回、毎日同じ時刻に同じ姿勢で、同じ側の腕で血圧を測定して、自分の血圧の変化を把握しましょう。
●測るタイミング
朝:起床後1時間以内
夜:就寝の直前
朝は、脳卒中などが起こりやすいとされる起床後1時間以内で、トイレのあと、朝食や薬をのむ前に血圧を測りましょう。よるは、入浴や飲酒の直後は血圧が下がりやすいので、その直後の測定は避けましょう。
●記録する
血圧を測定する場合は、緊張して値が高くなることもい多いです。正確な数値を把握するために、2~3回測定して、すべての値とその平均値を記録するようにしましょう。
治療
●お薬
夜間早朝高血圧で、朝起きたときの血圧が高い場合、効き目の長い「降圧薬」を夕方や寝る前に1回飲むのが基本です。朝と夜のどちらも血圧が高いときは、朝に1回夕方や寝る前に1回お薬を飲むこともあります。医師と相談しましょう。
お薬で改善しないときは生活習慣を見直してください。アルコールや塩分のとりすぎ、糖尿病による自律神経障害も高血圧の原因です。食事に気をつけ運動をしましょう。
●質の良い睡眠をとる
質の良い睡眠をとるために一日の生活にメリハリをつけましょう。
朝は決まった時間に起きて太陽の光を浴び、朝食をとります。昼間は活動的に動き適度に昼寝をしましょう。夕方は散歩など適度な運動をし、夜は脳と心をリラックスさせることが大切です。「眠れない」と不安になるとさらに眠れなくなるので安心して眠るため「精神安定薬」「睡眠導入薬」を飲む場合もあります。毎日きちんと眠れるようになれば高血圧も次第に改善されます。
鍼灸治療の効果
東洋医学では高血圧を一つの病気と考えません。長年の疲れやストレスが溜まり、バランスが崩れた結果として、身体に《ゆがみ》ができ高血圧の状態になっていると考えます。
鍼灸治療では全身の《ゆがみ》を治しバランスを整え、心身をリラックスさせます。リラックスできれば夜も良く眠れるようになり、血圧も下がりやすくなります。
ツボ療法で元気になろう!
顖会(しんえ)
位置…手首の内側のシワを鼻の頭につけ、手のひらをおでこから頭にあてる。伸ばした中指の先があたるところから、指の幅1.5倍分後ろで、押すとこたえるところ。