耳鳴りで困ったら南大阪鍼灸所

 category : 耳鼻咽喉科系疾患 

身近な症状の「耳鳴り」

一般的な耳鳴りは多くの人が経験したことがあり、さほど気にならないうちに鳴らなくなってしまうものです。

しかし、長時間、音がなり続く人も多くいます。特に高齢者の方によくみられます。今回は、身近な症状である耳鳴りについてです。

耳鳴りとは

耳鳴りが起こる仕組みはよく分かっていません。しかし、本人の自覚症状があるかは別にして、耳鳴りが起こっているときは、多くの場合、同時に難聴を伴っています。

音が伝わる経路のどこかに異常が起きているために、異常な音(耳鳴り)が起こると考えられています。

耳鳴りが起こる病気

耳鳴りがある場合は、難聴を起こす病気をまず疑います。耳鳴りの音だけでは、どの病気かを判断するのは難しいのですが、病気によって難聴や耳鳴りの起こり方にある程度の特徴があります。

①老人性難聴

よく「年を取って耳が遠くなった」などといいます。それがこの「老人性難聴」です。老人性難聴の場合、高い周波数の音から聞こえなくなるため、「キーン」といった高音の耳鳴りがすることが多いようです。老人性難聴の場合は病気というより加齢現象の1つです。これといった治療方法はありません。

②メニエル病

メニエル病はめまいとともに、耳鳴り、難聴に悩まされる病気です。40歳~60歳代の働き盛りの人に多い病気です。メニエル病は音を聴く働きをする「内耳」のリンパ液が増えすぎたために起こります。「ジー」「ガー」「ゴー」という低い音が聞こえます。特にメニエル病の特徴は強いめまいがあることです。

突発性難聴

原因は、はっきりとはわかっていませんが、耳の内耳に風邪などのウイルスが感染したために起こる難聴です。難聴になった方が耳鳴りを起こします。しかし、すぐに治療を開始すると薬物療法などにより治ることが多いです。

耳鳴りの緩和方法

1日の中でも、耳鳴りは大きくなったり、小さくなったりします。一般的に疲れ、ストレスがたまってくると、音は大きくなります。逆にリラックスして体調のいいときは、音は小さくなります。

あまり神経質になりすぎると、音が気になるものです。音楽を聴いたり、運動や散歩をしてみるといいでしょう。ただ、耳鳴りには老人性のものではない病気が原因のものもありますので、まずは一度病院で検査をして調べてみるといいでしょう。

鍼灸治療では

昔から東洋医学の世界では、「耳は腎に開く」といわれています。「耳の病気は腎に関係する」という意味です。

腎は生命エネルギーの源です。老化とともに腎の機能が衰えて、難聴や耳鳴りが起こると考えられています。これは現代医学でいう「老人性難聴」に相当します。

一方、春になるとめまいを伴う耳鳴り、難聴の患者さんが増えます。これは「肝」の臓と関係すると考えられています。東洋医学の世界では、季節の移り変わりとともにそれぞれの季節ごとに関係の深い臓腑があるとされ、春は「肝」の病になりやすいとされています。肝は体中のエネルギーをのびのびと流す働きをしています。しかし、春の陽気に弱く、ストレスにも弱いため、エネルギーをうまく流せなくなるのです。このため、めまい・耳鳴り・頭痛などが起こるのです。

鍼灸治療では、患者さんの耳鳴りの原因を考えて、その患者さんに合ったツボを刺激します。また耳鳴りだけでなく、同時に体全体のバランスを整えることを大切に全身治療をしていきます。

ツボ療法で元気になろう!

1押し3~5秒を1日数回行います。

湧泉(ゆうせん)

場所…足の指を屈するとできる足の裏のくぼみ、押していたいところ

効能…耳鳴り、難聴、足の冷え、疲れ

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