寝たきりにならないための膝痛予防南大阪鍼灸所
膝痛予防
寒い冬から暖かい春になり運動を始める方も多いのではないでしょうか。 手軽に始められる運動としてウォーキングやジョギングがあります。これらの運動は体にいいですが、場合によっては体を痛めつけてしまうケースもあります。ウォーキングやジョギングは膝への負担が大きいため、膝痛が起こってしまう人が多いのです。そこで運動を行う際に、膝痛を予防する方法についても知っておきましょう。
太ももの筋肉
人間は二足歩行の動物です。そのため、移動するだけで膝には負担がかかってしまいます。なんと膝には歩くだけで体重の3倍、走った場合にはさらに大きな負荷がかかってしまいます。
この大きな負荷に膝が耐えられるのは太ももの筋肉である「大腿四頭筋」によるものです。大腿四頭筋は太ももの前側にある大きな筋肉で、膝を伸ばす作用があり、立ったり歩いたりするときに膝を支える働きがあるからです。もしも、この大腿四頭筋が弱くなってしまうと膝を支える力がなくなり、膝痛が起こりやすくなってしまいます。
筋力トレーニング
一番の膝痛予防は大腿四頭筋を鍛えることです。大腿四頭筋を鍛える運動を普段から行いましょう。
方法は、椅子に座って片足ずつまっすぐに伸ばして5秒間維持し、その後ゆっくりと降ろす運動を各20回ずつ行います。この運動で注意しなければいけないのは、「太ももを上げない」ということです。よく間違える例として、太もも自体を胸に近づけるようにあげてしまう人がいますが、これでは大腿四頭筋は鍛えられません。太ももは動かさずに脚をまっすぐに伸ばすように注意してください。
テーピング
大腿四頭筋の働きを支えるためにテーピングをすると膝痛を防ぐことができます。テーピングは自分でも簡単に行うことができます。薬局などで幅50㎜ほどのキネシオテープを購入しチャレンジしてみましょう。
このキネシオテープは膝を固定することが目的ではなく、筋肉の働きを助けることが目的です。そのため大腿四頭筋の上に貼るようにします。切れ込みを入れておいたテープを太ももの真ん中あたりから膝の皿に向かって貼り、二股に分かれたところで膝を囲むように貼ってください。
鍼灸治療
膝痛予防としての鍼灸治療もやはり大腿四頭筋に鍼をしていきます。膝の皿の上にある梁丘や血海といったツボに鍼をします。また、そのほかにも太ももの後ろ側やお尻にある筋肉も歩く動作にかかわっているため、そちらにも鍼や灸をしていきます。
ツボ療法で元気になろう!
【血海・けっかい】
場所…膝の皿の指3本分上の少し内側