白環兪南大阪鍼灸所
category : 経絡経穴
足の太陽膀胱経:白環兪(はくかんゆ)
基本情報
所属経絡 | 足の太陽膀胱経 |
取穴部位 | 正中仙骨稜第4仙椎棘突起部の下外方1寸5分、仙骨列孔の外1寸5分に取る |
筋肉 | 大殿筋、仙棘筋 |
運動神経 | 下殿神経、脊髄神経後枝 |
知覚神経 | 中殿皮神経 |
血管 | 外側仙骨動脈 |
解説
白環兪穴は仙骨部にある経穴で、第4椎棘突起の下外方に指2本分(1寸5分)離れたところにあります。
「環」にはめぐる、まわるの意味がああります。膀胱経の流れが上から下に流れてこの白環兪穴で上の上がり上髎へと連なっていることを指しています。ほかにも、「環」には玉などの貴重品、「白」には婦人の帯下や男性の精液をさし、男性器や婦人科の疾患を治す事からこの名が付いたと言われています。
- 『十四経発揮』:第21椎の下に在り。伏して之を取る
- 『甲乙経』:第21椎の下の両傍各1寸5分に在り。伏して之を取る
第21椎というのは頚椎から数えて上から21番目の棘突起にあたります。この経穴は座ってではなくうつ伏せになって取穴します。
生殖器疾患や泌尿器疾患に対して用いています。