小児の便秘例南大阪鍼灸所

 category : 消化器 

3日ほど便が出ていない8歳女の子の症例報告

小学2年生の8歳の女の子、3日便が出ていないという

お腹を触ると、そんなに硬くないし、苦しくもない様子である

治療

うつ伏せで、大腸兪付近にローラー鍼を1分間ほど行った。次に仰向けで、お腹の真ん中のライン・おへその高さの横のライン・左下腹にローラー鍼を2分間ほど行った。

そして、中脘・天枢・気海・関元・左大巨・左腹結の切皮程度の単刺を行った。

最後に、おへそを中心にのの字に軽く手のひらで数回なでて治療を終了した。

それから、十数分後に排便があった。

所長コメント

わが家にも子供がおりますが、子供も「お腹が痛い」「下痢をした」「カゼを引いた」「疲れた」など、大人とまったく同じような症状を訴えるものです。

私は子供の治療には主に小児鍼を行います。なでたり、さすったり、散鍼のような刺激を好むようです。また、ローラー鍼などもけっこう評判がいいです。お灸は温かいくらいものを行うことが多いです。刺入するような鍼はあまり好きではないようです。

さて治療効果というのはどうかといいますと、子供は非常によく効きます。それに、治療にすばやく反応しますし、遠慮がないですから、治療の評価(「効いた」「効かない」)は非常にはっきりしています。

子供も大人と同じツボを使って治療をしてもそこそこよい効果を得ています。非常に簡単な治療方法では銀粒を貼るだけです。大人だったら鍼やお灸をするようなツボのところに貼り付けるだけという本当に簡単な方法ですが、よく効きます。

子供ですと、本当に軽微な刺激でもそれを敏感に受け取り、反応するのだなぁと思います。しかし、注意しなければならないのは、銀粒を貼るという方法は非常に簡単なのですが、やはり、大人の場合と同様にツボは厳密にキチッと取穴しないと効果は出ないものです。

5ミリぐらいの違いで、「あっ、楽になった」「変わらない」という差が出てしまうことが往々にしてあります。

診療時間

南大阪鍼灸所の治療費

南大阪鍼灸所の周辺地図

在宅ケア・往診エリア

Copyright(c) 2013 南大阪鍼灸所 All Rights Reserved.