風邪南大阪鍼灸所
万病のもと 風邪を防ぐ
風邪(風邪症候群)とは
「かぜ」は、子供なら一年間に7回、大人でも4回くらいはかかるポピュラーな病気です。呼吸器の急性の炎症を伴う病気で、ウイルスや細菌などに感染して発症します。
「かぜ(普通感冒)」は、「鼻水やくしゃみ、咳、のどの痛み」などが主な症状です。
また、のどに強い炎症が起きる「咽頭炎」や激しい咳、痰、呼吸困難などが現れる「急性気管支炎」なども、かぜ症候群に含まれます。
インフルエンザウイルスが原因で起こる「インフルエンザ」では「高熱、頭痛、全身の痛み、倦怠感」など、非常に重い症状が現れます。また「肺炎」もかぜ症候群の1つです。
なぜうつるの?
かぜがうつるのは、主にかぜの患者の「咳やくしゃみ」が原因です。くしゃみや咳といっしょに、かぜの病原体が飛び散り、それをいっしょに吸い込んでしまうのです。鼻・口・目の粘膜から吸収されます。また、手についた病原体などから感染します。
発症を防ぐシステムがある
かぜの病原体が身体に入っても、私たちの身体にはそれを排除するシステム(防御機構)があります。鼻やのど、さらに気管では、線毛や粘膜によって病原体を排除し、くしゃみ・咳・痰として外に出します。また、体内の温度・湿度を一定に保たれており、病原体を排除する機能を高めています。
これらの防御機構を乗り超えて病原体が気管や肺に入り込むと、今度は白血球などの免疫細胞が攻撃します。
このように体内には発症を防ぐシステムがあります。
下記の人は要注意
・六十五歳以上の高齢者の方
・ぜんそく・肺気腫などの慢性呼吸器疾患の方
・心筋梗塞など循環器疾患のある方・腎臓病や重い糖尿病のある方
・悪性腫瘍のある方
風邪を防ぐには
1、 室内を適温・適湿に保つ(22度・50%~70%)
2、部屋を換気する。
3、人ごみを避ける。
4、手洗い・うがいをこまめにする。
5、栄養・休息を十分とる。
6、規則正しい生活を送る。
7、部屋では厚着をし過ぎない。(汗をかく)
ツボ療法で元気になろう!
【尺沢・しゃくたく】
場所…肘の関節の内側、しわの上で一番外側から親指一本分内側にとる
【中府・ちゅうふ】
場所…胸の外側で大胸筋と三角筋の間に出来たくぼみにとる