疲れ・だるさ・倦怠感南大阪鍼灸所
最近、お疲れですか?
私たちの日常生活を振り返ると、「疲れる」ことがたくさんありませんか?仕事に、家事、精神的ストレスなどなど・・・。なんだかお疲れぎみのあなたに、「疲れ」を徹底究明します!
なぜ肉体疲労を感じるのか
肉体疲労には大きく二つに分けられます。
*局所的倦怠感
体のある部分がだるく、それが疲れをまねく場合。俗にいう“筋肉痛”がこれに当たります。
筋肉痛は血液循環が悪くなり、交感神経が興奮します。
このような状態になると、痛みを感じさせる物質(発痛物質)が、分泌され体に異常を伝達しようとします。
*全身的倦怠感
全身がだるく、疲れを感じる。日常よくみられる疲れは、日常生活にその原因があります。たとえば、栄養バランスが悪い食生活を送っていると、体の機能がうまく働かなくなり、体がだるくなり、疲れやすくなります。
また、激しい運動や過労が重なるなどすると、体力を消耗しますから、当然疲れが出てきます。このほか、睡眠不足、また不安や緊張などの精神的ストレスも疲労をもたらします。
疲労撃退のポイント
*筋肉疲労の場合
使いすぎた筋肉を休め、十分な栄養を補給し、疲労物質である、乳酸の分解を促進させましょう。
また、心身をリラックスさせて、痛みを感じさせる発痛物質の分泌を抑えたいものです。そのためには、のんびり半身浴をしたり、好きな音楽を聴いて、自律神経を落ち着かせることが大切です。
*全身疲労の場合
疲労回復を早めるのは、食生活と休養です。忙しい日々が続いている場合は、生活のペースを少し落とし、リラックスする時間を作りましょう。ただし、ごろ寝をしていては、疲労はなかなか回復しません。適度な運動を行なったり、趣味をみつけることが大切です。
こんな場合は注意
2、3日休養し、睡眠をたっぷりとっても改善しない。症状が悪化している場合は、なんらかの病気が原因である可能性もあるので、病院で診察を受けましょう。
疲労に効く食事
ビタミンB群は疲労回復をサポートしてくれる栄養素です。特にビタミンB1は食べた糖質をエネルギーに変える働きがあります。
また、B1はお酒をたくさん飲む人や甘いものをよく食べる人、喫煙者などに不足しがちです。充分にビタミンB群を摂って、疲労がたまりにくい体作りを日頃から心がけたいものです。
鍼灸治療の効果
東洋医学では、疲労の原因のひとつとして「気・血・水」のバランスが悪いために起こると考えられています。特に関わりが深いのが、「気」のはたらきの低下です。そこで鍼灸治療では、「気」を補う効能のあるツボをつかって治療をします。
また、よく食べ、よく寝ることができれば、疲労回復しやすいですので、胃腸を整えて、よく眠れるようなツボも一緒に治療します。
自分でできるツボ療法
足三里(あしさんり)
場所・・・むこうずねの外側で、膝から指4本分下にとる。
効能・・・体力回復、虚弱体質、胃弱など
承山(しょうざん)
場所・・・ふくらはぎとアキレス腱の境目。
効能・・・足の疲れ、だるさに。
安眠(あんみん)
場所・・・耳の後ろに出っ張っている骨の先端から指半分幅、前方にとる。
効能・・・不眠、眠りが浅い方に。
いずれも、1日、数回やさしく指圧してみましょう。