息切れ南大阪鍼灸所
息切れ
階段や坂道を上るときや、急に身体を動かしたときに、息切れをしませんか？この息切れは年のせいではなく、何らかの病気が原因で起こっていることがあります。息切れは今まで心臓が原因で起こると考えられてきました。しかし最近は呼吸器に原因がある場合のほうが多いと分かってきました。その中で最も多いのが「ＣＯＰＤ（慢性閉塞性肺疾患）」です。
ＣＯＰＤとは
ＣＯＰＤは主に喫煙が原因で起きる病気です。またタバコを吸わない人でも受動喫煙によりＣＯＰＤを発症する危険性があります。主な症状は「咳・痰」と「息切れ」です。風邪でないのに毎日のように咳や痰が出たり、日常動作を行うだけで息切れをしてしまう場合はＣＯＰＤを疑ってみましょう。ＣＯＰＤはスパイロメーターという装置で肺年齢を調べ、肺年齢が実年齢よりも２０歳以上高い場合、さらに詳しい検査をします。病院に相談してみましょう。
生活での工夫
ＣＯＰＤが進行すると、日常生活での簡単な動作でも息切れを感じます。そのため外出はもちろん、家の中での日常的な行動もおっくうになります。しかし身体を動かさないと筋肉の量が減り、弱ってきます。筋肉が弱ると、息切れを強く感じるようになり、さらに身体を動かさなくなります。ＣＯＰＤの患者さんはこの悪循環に陥って、最終的には寝たきりになってしまうこともあります。
●呼吸法
呼吸を整えることで、肺の中にたまった空気を外に出してやりましょう。
●運動
「息切れ」と「身体を動かさないこと」の悪循環を断ち切るため、適度な運動をし、筋肉や関節を柔らかくすることが大切です。ただし激しい運動は息切れが悪化するので避けましょう。
鍼灸治療の効果
息切れや長期間続く咳などのため、身体は常に緊張している状態です。またＣＯＰＤの患者さんは「外出した時に咳や息切れが止まらなくなったらどうしよう」という思いにとらわれ、精神的にも緊張し不安な状態になっています。鍼灸治療ではまず身体の緊張をとり、リラックスさせ、息切れや咳が起こりにくい体にし、不安を抱えることなく生活できるようにしていきます。
ツボ療法で元気になろう！
【少海・しょうかい】
場所…肘を曲げてできるしわの内側、しわの端のくぼみ
効能…息切れ・動機・不眠
